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南の島の浜辺のイラスト

更新情報

利用者のちょこちゃんによるレポートです。はじめてしんぶんを書かれましたので紹介します。


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視覚障害者用ボタンが朝8:00になると音がなります。

それは、信号が赤色から青色にかわりますのあいずです。

信号が変わっても自転車はへいきでわたって行きます。

見てると怖いと思いました。

私は信号が青色の時にわたります。

車を運転している男性方は、私が渡るまで待って下さいます。

私は、弱視でいちぶのポイントが見えにくいです。


大変おそくなりましたが、昨年12月25日(月)に開催しましたクリスマス会の様子をお届けします!今回も各フロアをつないでのリモート開催でした。


司会は、すっかり恒例となりましたハカセ。今年は黒のスーツに蝶ネクタイ姿で進行してくださいました。いつもの名調子ではじまりです。


まずはぜんさんによる手話クイズ。今年もがんばって覚えた手話で出題です!


つづいては、りくとさんによる「大阪メトロ中央線400系レポート」。実際に地下鉄に乗って撮影・録音した様子を独自の視点で報告してくださいました。


午前中のラストは、あきらさんによるピアノ演奏。今年は「ジングルベル」と「鎌田行進曲」を演奏してくださいました。


クリームシチューと手羽先の昼食の後、午後のいちばんは、にこにこ笑顔であゆみさんのダンス。マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」にあわせての踊りでした


職員によるクリスマスのお話につづいては、ひろこさんの歌「この街で」。ひろこさんの声でこの歌を聴くと泣ける!という理事長のたってのリクエストに応えてくださいました。そして、大好きな堀内孝雄さんとのデュエットも実現しました。



出し物のラストは、紙芝居「母をたずねて三千円」。今年は皆さん、声優に挑戦です。

十三の北野に住むマルコ一家。大阪にできた●●でお父さんが借金をつくってしまい、お母さんはアルゼンチンのトゥクマンに出稼ぎに行くことになり・・・。


主人公のマルコはこうくん。ドバイ交通の駅員さんとの二役に挑戦しました。


あきらさんは通りすがりのお兄さん、ぜんさんはおじさん役で登場です。アルゼンチンへの行き方を尋ねますがよく分かりません。「アミティです。ゴーゴー!」



怪しい占い師役にはハカセが登場。でたらめな情報でマルコはドバイに行くことに。


チエちゃんはチエちゃんの役で登場。マルコは3000円しか持っていないのに、ホルモンの串焼きを3600円分を食べてしまいますが・・・。


ドバイで出会った亀をいじめるおじさん役にはじめさん。亀役はなおきさんでした。助けた亀に助けられ、マルコはアルゼンチンに向かうことができたのですが・・・。


午後は、なおきさんも一緒に司会に参加!


いよいよクリスマス会も終わりに近づいてきました。その前におやつタイム。今年はシュトーレンとフルーツでした!


お待ちかねのサンタ登場。お気楽島楽団のメンバーと共に各フロアーをまわってプレゼントを手渡しました。



ひとあし先に帰宅されたりょうやさんのところにもサンタがやってきました。


残念ながら当日参加できなかった利用者の皆さんには、後日、プレゼントをお届けしました。2024年のクリスマスはどんなネタが飛び出しますやら・・・今から楽しみにしています。

2023年9月4日(月)、朝からわいわい、電車組とお気楽号組に分かれて、いざ長居障がい者スポーツセンターへ。

長居障がい者スポーツセンターは、1974年に開設された障がい者の健康とスポーツを通してのつながりを目ざした施設です。大阪市内の支援学校の卒業生はたいてい在学中などに出かけてるのではないでしょうか。大きな多目的室、体育館、卓球室、ボーリンググ室、プールなどなど、いろんな障がい者スポーツが楽しめるのであります。

コロナもあって体を動かす機会が少なかったこの何年間、「よっしゃあ、溜まっていたエネルギー爆発じゃ」という勢いでスポーツセンターの入り口をくぐりました。

まずは腹が減っては戦はできぬということで、会議室に荷物を置いて各自好きなお店で昼食タイム。道路にそって、CoCo壱やら、膳ややら、やよい軒やらと立ち並んでおりました。

なおきさんは昼からの写真係ということもあってエネルギッシュにチーズハンバーグ。陸斗さんはからあげとコロッケ定食…と、もうみなぎるパワー100%。出し切る勢いが皆の昼食風景にあふれておりました。

腹ごしらえを済ませてみなが向かったのはボーリング。これがもうすごい世界でございまして、かつての昭和のテレビではお馴染みだったボーリング中継が復活したのではないかと思うほどの盛り上がり。わあわあ声が響くのでありました。誰かが投げるたびに、応援と歓声。

そんな中、皆の拍手と歓声を浴びていたのがぜんさん。その投球ぶりの豪快さ、ドガーン。

完全に床を破壊してるでえと思うほどのごう音。みなの「ウォー」という声。そして一瞬の沈黙。ボールはゆったりと真ん中を転がり続ける。そしてピンのセンターへ向かって一直線。「わあー」皆の声が響く。ガラーン。見事に数本だけ残してボールはレーンの下へ姿を消したのでした。歓声が巻き起こると、振り向いたぜんさんの満面の笑顔。仲間やスタッフとハイタッチ。感動につぐ感動。

一番若い陸斗さん。はじめは乗り気ではなかったのですが、「おれ、いくでえ」と元気な声。ゴロゴロゴロ、ガターン。再び若者は恐れず、「またいくでえ」ゴロゴロゴロ、ガターン。ガーターの音が虚しく響きましたが、さすが若さというのはどんなことにもくじけない。「よっしゃあ。次やあ」という彼の勢いが眩しい。思わず頑張れーという拍手が起こる。

そんな様子を、写真を構えたなおきさんが前から横から撮影。そして自分もまた投球する。ゴロゴロゴロ、ガラガラー。おみごと、ピンが倒れる。みなの拍手の中で、なおきさん、大喜び。

さっきから、あちらのレーンで大きな歓声が続いている。おっと、チョコちゃんではないですか。弱視のチョコちゃん。全集中、勢いよく投球。大きな球はピンの中心へ向かって、まるで吸い込まれるように転がっているのであります。「わあー」皆の声が沸き起こる。ピンの倒れる音。すごい。チョコちゃん、まるで昭和のプロボーラー・中山律子の再来か。

ひろこさんの大きな歓声。ガーターかと思いきや…ゴロゴロ。レーンの中を左から右へ、まるで魔球のようにカーブを描き…ガターン。見事、中央に命中したのでした。

はるみさんは、久々のボーリングで若い頃を思い出された様子。なかなかの勢いで、昔の感覚を思い出しつつ、1球ずつに魂を込めての投球でありました。

あきらさん、やる気があるのかないのか、そんなそぶりでいつものように「ボーリングしないとブーですよ」といいつつ、ゆらゆら、ふらふら。 スタッフに促されてレーンに上がる。もうこの段階で拍手喝采。「あきらさん、やるんかあ。すごいなあ。がんばれ!」重いいボールをスタッフと抱えて、よっこいしょと落とす。ゴロゴロ、ガターン。振り向いて、あきらさん、にこにこしながら「やったよー」。「どうでしたか」とインタビューすると「ピンポンいうたなあ」と、なぜか長居スポーツセンターのエレベーターのチャイムについて感想を述べてくれるのであった。

ちえちゃん、はじめてのボーリングということで少し不安そう。でも、常ににチャレンジャーのちえちゃん、重たいボールを持って挑むのでした。ゴロゴロ、ガターン。ざんねーん。でもさすがのちえちゃん、どういう風にしたらいいのかなあと、真剣に試行錯誤。

ちえちゃん、あきらさん、りくとさん、はじめ師匠。スタッフでは福点、イズモトさんは全盲で、このボーリングというのはなかなか難しいものなのでありました。

昔の盲学校では、よくボーリング大会がありました。なかなか全盲の場合は難しさがあって、もう股の下から転がすという荒技や、手で中心を探ってからぐっと大砲の如く前へ押し出すなど、いろいろな技が繰り広げられたものでございました。そんなことがまた楽しいもので、これが倒れたりすると、盛り上がるのであります。

そんな中、はじめ師匠が、なんと今回6本を倒すという奇跡を起こしたのであります。しかし、それに負けじとスタッフの福点も意地を出し8本。

一方、大人気ないのはスタッフの中西とスタッフきらら。昔とった杵柄でストライクなども出して大はしゃぎ。もうスタッフも島の皆々様、一緒に大盛り上がりだったのであります。


ボーリングの後、息もつかさず皆は体育館に直行。大型トランポリンによじ登ったのでありました。

さすがトランポリンに飛び慣れているぜんさん。ぴょんぴょんやってる。一瞬、これまた帰ったらエレベーターでジャンプするのとちゃうんかという脅威がスタッフの頭によぎる。そんなことはお構いなく、ぜんさんは満面の笑み。あきらさんもスタッフに手をとってもらいつつジャンプ。普段からよくジャンプしておられるので、トランポリンの上でも「ぴょんぴょんウサギさん」とか言いながら楽しげに飛んで飛んで。

りくとさんは寝そべって体にくる振動を楽しんでいる様子。はじめは怖かったようですが、みんなに促されて立ってみると…飛べました!


激しく楽しいスポーツセンターの1日が終わり、会議室でのボーリング結果発表です。

<全盲部門>

3位 イズモトさん

2位 はじめ師匠

1位 大人気なく…福点

<一般部門>

3位 なおきさん

2位 ぜんさん

栄えある1位は…21世紀の中山律子ことチョコちゃん

もう、皆が拍手喝采。また行きたいなあという話があちこちで交わされる中、帰路に着いたのであります。

車組も疲れているとは思えないほどボーリングの話など、楽しく交わし合って帰ってまいりました。電車組ではりくとさんが念願の千里中央行きに乗れて大興奮しつつ帰路につきました。


これから秋になりすごしやすくなるでしょう。もっともっと、いろんなところへ五感をいっぱい使って感じられる場所に出かけたいと思っています。




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